久しぶりのシリーズになってしまいましたが、ここ最近、今回のテーマ「腎」の重要性を実感する事が多かったので、書いてみます。
このシリーズで繰り返し述べてますように、西洋医学の世界で言われる「臓器」と東洋医学の世界で言われる「臓腑」とは、似たようなところを捉えていることもありますが、基本的に別物です。
「腎臓」もまた然り。
東洋医学の世界で、「腎」と呼ぶこの臓腑は、体幹の下部後面にあって、全身の土台となる臓腑とされます。
(まぁ解剖学的な場所に関して言えば、西洋医学と一致していると思います(^_^.))
機能的な仕事で言えば、
1、全身の水分調整を総監督する
2、生殖機能のエネルギー源となる
3、成長・発育を促すエンジン役を担う
4、骨・骨髓・脳を発達させ、かつ機能・形をキープする
5、聴覚機能を維持する
6、大小便の「開け閉め」を管理する
7、呼吸の「吸」を行う
総じて、大まかなイメージで言えば、
固定する
引き締める
支える
そんな仕事をしている臓腑です。
それは身体だけでなく、精神情緒の面も同じで、しっかりと志を持ち、根気よく仕事をする「根性」を出す臓腑といえます。
ですので、「腎」が弱ってくると、やっぱり根気が無くなってきます(笑)
いや、別に悪口を言ってるんじゃないですよ、
そんな感じの元気が無くなってくるってことです^_^;
続きます(^^)