よくあるご質問


はりって痛いの?

鍼灸治療で使われる鍼は、太さがおよそ0.14mmから太くても0.25mm程。

 

例えるなら、髪の毛程度の太さです。

 

ハリと聞くと病院の注射針を連想しますが、注射針と比べれば、はるかに細い鍼ですので、痛みらしい痛みを感じない方が殆どです。

 

 

刺入する深さも1~2mmから数mm程度で、鍼自体が非常に柔らかいこともあり、神経や血管を傷つける事は、まず起こりません。

 

ただし治療に使うツボの反応によっては、非常に敏感になっている事もあり、鍼を操作している最中、独特の「響き」を感じる事があります。

 

治療の為にあえて「響き」を出すこともありますが、つらく感じたら遠慮なくおっしゃって下さいね。


痛む所と関係ない場所にはりをするのはどうして?

当院では東洋医学の考え方にもとづき、身体全体のバランスの乱れを整える事を第一の目的としています。

 

問診とお身体の診察から得られた情報を基にして、現時点で起こっている身体のアンバランスを整えるのに、最も有効と思われるツボを探り当てて、一本鍼をすることで、身体全体のバランスを整え、結果として辛い症状が取れるように治療をしています。

 

そのツボは病んでいる場所の近くにあるとは限りません。

 

むしろ多くの場合で、患部とは別の場所に反応が出ていますので、痛む所・凝る所に鍼をして欲しいという方には物足りなく感じるかもしれませんが、全身を整えるのに最善と思われるツボ以外の場所に追加で鍼をしてしまうと、ほとんどの場合、治療効果が落ちます。

 

私自身が提供できる治療の中で、最善とは思えない治療を提供するわけにはいきませんので、どうかご了承くださいませ。 


お灸って熱い?

基本的に鍼治療のみで治療が終わる事が多いのですが、

鍼だけでは上手くバランスが整わない、という時はお灸をする事もあります。

 

ひとひねり、ひとひねり、もぐさをひねって据える、昔ながらのお灸ですが、お灸の大きさは米粒と同じくらいか、その半分程度です。

 

もぐさの燃焼が皮膚面に到達すると、さすがに一瞬熱いです(^_^;)

 

しかし「熱い」と思った時には、既に燃え尽きて灰になっていますので熱いというより「チクッときた!」と感じる方が多いです。

 

(身体が病的にバランスを崩している方は、熱さを感じない方もいらっしゃいます。この場合は、熱さを感じるまでお灸をしたり、治療をしたりします。)

 

また「温灸(棒灸)」という、モグサの棒状に束ねたものを燃焼させ、ツボに近づけるタイプのお灸をすることもあります。

輻射熱でじんわりと温めるお灸なので、直に据えるお灸よりもマイルドな熱が通りとても気持ちがいいですよ。


妊娠中でも受けれますか?

はい、大丈夫です。

 

妊娠中の方は、お腹の赤ちゃんへの影響を常に考慮しなければいけませんから、お薬の服用は可能な限り控えたい、というのがお母様方の本音だと思います。

 

妊娠中特有の症状であるつわりや逆子、その他にも頭痛・肩こり・腰痛といった様々な症状も鍼灸にて対応しています。

 

 

副作用の心配もない治療ですので、お腹の赤ちゃんにも安心して受けて頂けます。


鍼灸はどんな病気に効くの?

 

内科・婦人科・小児科・耳鼻咽喉科・皮膚科・精神科など外科と歯科を除く各科の疾患に対応しています。

 

頭痛・腰痛・肩こり・関節痛といった症状や病名がはっきりしている病気にはもちろん対応している他、「症状があって辛いのに、病院で検査しても何も異常が無かった」「辛い症状があるのだが、当てはまる病気がない。病院でも病気ではないといわれた」というケースで鍼灸が良く効くという事が多いです。

 

一口に病名・症状だけでは判断しかねる場合が多々ありますので、お困りの病状がございましたら、一度ご相談頂きたく存じます。

 

なお、WHO(世界保健機関)が鍼灸が有効であると認めている疾患を以下に掲載しました。

参考にして頂けますと幸いです。

 

【神経系疾患】

神経痛・神経麻痺・筋肉痛・痙攣・脳卒中後遺症・自律神経失調症・頭痛・めまい・不眠・神経症・ノイローゼ・ヒステリー等

 

【運動器系疾患】

関節炎・リウマチ・頚肩腕症候群・頸肩こり・五十肩・腱 鞘炎 ・腰痛・外傷の後遺症(骨折、打撲、むちうち、捻挫)・ 各種スポーツ障害等

 

【循環器系疾患】

心臓神経症・動脈硬化症・高血圧低血圧症・動悸・息切れ

 

【呼吸器系疾患】

気管支炎・喘息・風邪および予防等

 

【消化器系疾患】

胃腸病(胃炎、消化不良、胃下垂、胃酸過多、下痢、便秘)・ 胆嚢炎・肝機能障害・肝炎・胃十二指腸潰瘍・痔疾・ 口内炎等

 

【内分泌代謝系疾患】

バセドウ氏病・糖尿病・痛風・脚気・貧血等 

 

【泌尿器系疾患】

腎炎・膀胱炎・尿道炎・性機能障害・尿閉・前立腺肥大・ 陰萎等

 

【婦人科疾患】

更年期障害・乳腺炎・白帯下・生理痛・月経不順・冷え性・ のぼせ・つわり・血の道・不妊症等

 

【耳鼻咽喉科疾患】

中耳炎・耳鳴・難聴・メニエル氏病・鼻出血・鼻炎・蓄膿 症・咽喉頭炎・扁桃炎・声枯れ等 

 

【眼科疾患】

眼精疲労・仮性近視・結膜炎・疲れ目・かすみ目・ものも らい等 

 

【小児科疾患】

小児神経症(夜泣き、かんむし、夜驚、消化不良、偏食、食欲不振、不眠)

小児喘息・アレルギー性湿疹・耳下腺炎・ 夜尿症・虚弱体質の改善等

 

【皮膚科疾患】

蕁麻疹・しもやけ・ヘルペス・おでき等

 

【アレルギー】

気管支喘息・アレルギー性鼻炎・眼炎等

 

 

 

上記の病状以外にも、有効なケースもありますが、お身体の状態によっては上記の病状であっても改善が難しいケースもあります。詳しくはご相談ください。

 


副作用はありますか?

基本的には鍼灸治療によって、薬のような副作用が起こることはありません。

 

治療後、しばらくの間…

 

「眠たい」。

「だるい」。

 

といったことは良く起こりますが、これは余分な緊張が緩んだ事で心身がリラックスしているあらわれですので、むしろダルさに任せてしっかりお休み頂くと症状が改善されていきます。

 

 

その他、主に内科の病気によっては、

 

・下痢をする

・目ヤニ、耳垢がふえる

 

 

皮膚疾患の方は

 

・一時的に皮膚の湿疹など患部が広がる

・ジュクジュクした体液がにじみ出てくる

 

といった症状が出てくることがありますが、これらの反応は身体が治ろうとして体内から余計なものを出そうとしている反応であり、自然な経過といえます。

 

前述の治療後にだるい、眠い、というのも、それまであまりに疲れを溜め過ぎており、身体が休養を欲している、というサインが分かりやすくなっただけであり、身体本来の自然な姿に戻しているにすぎません。

 

こうした治療後の反応は、その後の治療の「さじ加減」を決める上で、有用な情報にもなります。

またあまりにも治療後の症状が気になるようでしたら、治療を加減致しますので、遠慮なくご相談下さい。


どれくらい通えばいいの?

 

患者様のお身体の状態と、病気の程度にもよりますので、一概には言えないのですが、早めに効果を出す為には、最初は週に2回程度のペースで通っていただき、調子が良くなってきたら、週に1回、10日に1回、半月に1回、月に1回・・・と段々と間隔を空けていく事をお勧めしています。

 

体調がある程度整ったら、一旦治療を終了する事を提案させて頂きますが、定期的に治療を受けることで再発の予防や、その他の「万病の予防」に繋げることもできます。

 

定期的な治療により、心身の状態をベストコンディションにしておくことができる、ということです。

 

東洋医学は予防にこそ重きを置いている医学ですので、日々、心身を微調整しておくことで、がんに代表される大病を未然に防ぐ事につながり、大掛かりな治療を受ける事による患者様の心身の負担を抑える事に繋がると考えております。


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