ストレスの正体 ~自分で自分を裁く、場合~

心身を病んでいる方は多くの場合、病気の根っこに「ストレス」と「疲労」が横たわっています。

 

ストレス社会などと言われて久しい世の中ですから、「何を今更」なんですが、ストレスと一言にいっても本当に多種多様です。

 

仕事のプレッシャー、職場の人間関係、ご近所付き合い、身内のいさかい、学校の友人付き合い、勉強のプレッシャー、社会全体への不安・・・

 

数え上げていくときりがありません。

 

 

ただ、意外に多いんじゃないだろうかというのが、

「頑張るべき時に頑張られなかった(頑張らなかった)」というストレス。

 

 

自分の過失・怠慢に起因するものです。

 

他者との関わりで起こるストレスも、きついものですが、このストレスは結構しつこく心身を蝕みます。

 

なにしろ「だれも恨みようがない」のですから。

 

あるいは、それが他者にもわかりやすい失態だったならば、

誰かにとがめられても、

腫れもの扱いされて周囲からそっとされても、

本人はひたすらみじめです。

 

イライラして発散するエネルギーを向ける相手が完全に自分なので、ひたすら自身を傷つけるストレスとなります。

(八つ当たりする人もいますが、大概、自己嫌悪を積み増して余計につらくなるだけです)

 

それは、可能な限り早く取り去ってやらないと、まるで自分で自分にかけた呪いのように、自身の行く先々でまとわりついてきます。

 

 

取り去る方法。

 

「いまから頑張ればいい」んです(笑)

 

自分の失態をしてしまった過去には当たり前ですが、絶対に戻れません。

 

ならばその時すべきだった努力(エネルギー)を、出来るだけ近い未来(1秒後を含める)に投下することです。

 

・・・というより、「なにありきたりなこと言ってんの?」っていうくらい、これくらいしか方法はないと思います。

 

 

うつうつ・イライラして心身を傷つけている状況は、多くの場合、東洋医学の世界における「肝鬱気滞」とよばれる状況です。

考えを張り巡らせ、全身を奮い立たせる役目を担う臓腑「肝臓」がのびのびできずに、心身が停滞している状況ととらえます。

 

肝の臓は、「樹木」に例えられ、天に向かってのびのび、しげしげと枝葉を伸ばしている姿が自然な姿、とされます。

仕事でも、勉強でも、なんでもいいので、「前向きに、張り合いをもって、それなりに楽しく頑張る」姿がまさに樹木が伸びやかに成長している姿そのものなのでしょう。

 

そしてそれは、可能な限り「建設的な努力」であるのが望ましいです。

 

なにもデッカク努力しなくてもいい。

 

いまは、ほんの十数分、努力するだけでもいい。

 

 

 

少しでもその努力に「楽しみ」を見出せるなら、努力している自分に酔っているだけでも構わない。

 

何もしないより千倍マシです。

 

ついさっきまでゼロだったのが、確かに+1を刻んだのですから。

 

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